お知らせ
歯垢と歯石
2022.10.17
目次
こんにちは。川口市の川口駅から徒歩5分の歯医者
「医療法人社団歯友会 フレンドデンタルオフィス」歯科医師の花田です。
今回は「歯垢(しこう)と歯石」についてお話しします。
歯医者さんに行くと当たり前のように会話にでてきたり、CMや広告などでも使われる言葉だと思います。
ただなんとなく言葉はわかってもはっきりとどういったものか違いなどは知らない方もいらっしゃるのではと思い、
この機会にぜひ読んでいただいて知っていただけたらと思います。
歯垢とは
歯垢はプラークとも呼ばれるもので、歯の表面に付着しています。
白っぽかったり、黄色っぽい色をしています。
水には溶けないのでうがいではキレイになりませんが、柔らかいので歯ブラシで磨いてあげるとキレイになります。
歯垢の特徴は細菌が存在していることです。
1グラムに1000億以上の細菌がいるとも言われます。
細菌の中には虫歯の原因菌でもあるミュータンス菌もいます。
ミュータンス菌が酸を出し、その酸で歯が溶けてしまうのが虫歯です。
歯垢のつきやすい場所
歯垢は歯の表面についていますが、特に奥歯、歯と歯の間、歯ぐきの際(歯と歯ぐきの境目)などにつきやすいです。
歯ブラシがいつも届いていない箇所についてきやすいので定期検診でどこにつきやすいか、一人一人確認と記録をして、どうしたら磨けるか歯科衛生士がお話させていただきます。
歯ブラシだけではどうしても取りきれないのでフロスや歯間ブラシのご使用をおすすめします。
歯石とは
歯石はプラークが硬くなったものです。
石と言っているほどなので歯ブラシでは取れないくらい硬いです。
プラークがついた状態で数日経つと歯石に変わってきます。
唾液に含まれているカルシウムやリン酸が関係してプラークが歯石に変わるので、その人の唾液の性質によって歯石になりやすさが違います。
歯石そのものに害はありませんが、きれいな歯の表面よりがざらついているので汚れがつきやすいです。
歯石を取るには
歯石は硬く歯ブラシで落とすことはできません。
無理に取ろうとすると歯ぐきを傷つけることもあるので歯医者さんでとってもらうようにしてください。
歯医者ではスケーラーと言って超音波を利用した機械で取ります。
歯の見えるところについている歯石はそのまま取ることが可能ですが
歯ぐきの中に入り込んでいる歯石を取るには痛みを伴うことがあるので、麻酔をしながら除去することもあります。
なので一度にきれいにできず、何回かに分けてきれいにしないといけないこともあります。
出来るだけ定期検診でこまめにきれいにすることをおすすめします。
最後に
歯垢(プラーク)と歯石は常にきれいにしてメンテナンスしないとどうしてもついてきてしまうものです。
口臭の原因にもなることがあるので気になったことがある方は歯科検診を受けてみてはいかがでしょうか。
川口市の川口駅から徒歩5分の歯医者「医療法人社団歯友会 フレンドデンタルオフィス」